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2025年最新版!解体業界の時流予測

解体工事業界って今後どうなっていくんだろう・・・?

解体会社の経営者なら多くの方が業界の行方は気になるところだと思います。
それもそのはず、いま業界は大きな潮目の変化を迎えており、この先の経営の舵取りは非常に重要なものになってくるタイミングです。

 

解体業界の時流予測

解体業の倒産数過去最多

近年、都市部における再開発プロジェクトの活発化を背景に、解体工事業の需要は増加傾向にありますが、2024年度(4月~2月)においては、解体工事業者の倒産件数が過去20年間で最多となる54件に達しています。これは、前年度の53件を上回っており異常事態となっているでしょう 。この倒産件数の増加は、単なる一時的な現象ではなく、業界が抱える構造的な問題が顕在化した結果であると考えられます。  

倒産の主な要因としては、解体工事費用の高騰、深刻な労働力不足、そしてこれらのコスト増を吸収しきれない小規模事業者の経営体力の脆弱性が挙げられます 。

建設資材価格の高騰や産業廃棄物処理費用の増加は、解体工事の直接的なコストを押し上げており、小規模事業者の財務を圧迫しているのです。特に価格競争のあおりを受ける下請けが、特にこの影響を受けやすいです。

同時に、業界全体で人手不足が深刻化しており、労働者の確保が困難になっている状況も、事業者の経営を圧迫しています。

特に、「一人親方」と呼ばれるような資本金1千万円未満かつ従業員数5人未満の小規模事業者における倒産が目立っており 、

これらの事業者は、コスト増と人手不足という複合的な要因に対応するだけの体力を持ち合わせていないことが示唆されます。  

さらに、新型コロナウイルス感染症の長期化による経済的な影響も依然として残っており、これも一部の解体工事業者の経営破綻の要因となっています 。

受注不振も依然として倒産の大きな理由の一つであるが 、「物価高」や「人手不足」といったコスト増に関連する要因が2024年度に入って顕著に増加している点は注目すべきでしょう。

これは、日本の経済状況がそのまま解体工事業界の経営状況に反映されていることを示唆されます。

表1:日本の解体工事業における倒産の要因(2024年)

受注不振  38
物価高  5
人手不足 5
コロナ関連 9
既往のしわ寄せ(赤字累積) 9

空き家問題の深刻化

現在日本では、空き家の問題が深刻化されております。

空き家数は昭和53年から毎年増加しており、国土交通省によると、

空き家数は2030年まで増加見込みと発表されています。また、利用されていない空き家に課税する、

通称「空き家税」が日本で初めて京都市で導入される見通しとなっています。

こうした背景から「空き家問題」の解決策として、今後その他の市区町村でも

「空き家税」の制度の導入や、補助金の導入が検討されることでしょう。

行政は空き家問題を問題視しており、このようなCMも地上波で放送してます。

引用:国土交通省住宅局アキヤリバース「空き家は、放置せず活用を。令和5年改正空家法施行篇 CM動画

産業廃棄物費用・人件費値上がりによる低粗利化

解体会社様なら痛感されていることかと思いますが、年々廃棄物処理の費用が値上がりしております。

また、人件費も高騰しており解体工事費用が増加しております。

多くの解体会社様は不動産会社・ハウスメーカー・工務店などから解体工事を請負でされていることが多いと思います。

そういった中間マージンが発生する構造なので、利益が少ない解体工事をすることになってしまい、

「以前より忙しいのに、儲からない」といった状況になってしまいます。

解体の市場は伸びているのに、原価高騰などで儲からない会社が増えてしまってます。

そんな市場の中で、業績を伸ばしている解体会社はどのような取り組みを行っているのでしょうか。

元請解体業者が業績を伸ばし続ける!

先ほども申し上げましたが、多くの解体会社は仕事を自ら取りに行くのではなく、

紹介などで解体工事をしている会社様が多いと思います。

そんな中で、自社で集客を行い、

エンドユーザーから直接解体工事の依頼をいただく会社が業績を伸ばし続けております。

エンドユーザーから直接依頼を獲得する“元請化解体”が今後業績を伸ばすために必要なこととなります。

どのようにして元請化すればいいのか。

成功事例の取り組み

具体的に成功方法や、既に取り組まれている会社の成功事例が知りたい方はこちらのレポートをご覧ください!

解体工事業 時流予測レポート2025

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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
住宅・リフォーム支援部
藤野 朝光