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  • 2025.07.29

【解体工事の営業】相見積もりで9割勝つ!「価格」でなく「価値」で選ばれる提案営業術

【解体工事の営業】相見積もりで9割勝つ!「価格」でなく「価値」で選ばれる提案営業術

お世話になっております。
解体ビジネス研究会の下田です。
本日は、解体業者の経営者様や営業担当者様に向けて、合い見積もりので

「問い合わせは来るのに、なぜか最終的に断られてしまう…」 「『検討します』の一言から、まったく連絡が途絶えてしまう…」 「結局、一番安いところに決めた、と他社に流れてしまうのが本当に悔しい…」

このようなお悩みは、解体工事の営業に携わる方であれば、誰もが一度は経験する「壁」ではないでしょうか。

多くの営業担当者が陥ってしまう間違い。それは、解体工事という「作業」を売ろうとしてしまうことです。しかし、本当に受注率の高い営業担当者は、「作業」ではなく、工事によってもたらされる**「価値(お客様の安心や明るい未来)」**を売っています。

この記事では、価格競争から抜け出し、お客様から「ぜひ、あなたにお願いしたい」と指名されるための、具体的な「提案型」営業の全ステップを、コンサルタントの視点から徹底的に解説します。

あなたはまだ「作業」を売っていませんか?解体工事営業の大きな勘違い

あなたの営業活動が、いつの間にか「ただの見積もり提出係」になっていないでしょうか?以下の2つの営業スタイルを比べてみてください。

  • 「作業」を売る営業: お客様に聞かれるまま、建物の坪数や構造を確認し、費用・工期・作業内容の説明に終始する。会話の中心は、常に「工事」そのものです。

  • 「価値」を売る営業: お客様が解体を考えるに至った背景や、抱えている不安に耳を傾ける。そして、工事を通じてその不安を解消し、安心感や、更地になった後の新しい未来(土地の売却、新築、駐車場の造成など)を一緒にイメージしながら提案する。会話の中心は、常に「お客様」です。

このマインドセットの違いが、お客様の心に響くかどうかの決定的な差となり、最終的な受注率を大きく左右するのです。

受注率を劇的に変える「提案型」営業の4ステップ

ここからは、問い合わせから受注までの流れに沿って、お客様の信頼を勝ち取り、「あなたに頼みたい」と思わせる具体的な営業アクションを4つのステップでご紹介します。

STEP1:初回接触・ヒアリング「聞く力」で信頼の土台を築く

営業の成否は、この最初のヒアリングで8割決まると言っても過言ではありません。目的は、見積もりの情報を聞き出すことではなく、**お客様の「真のニーズ」と「潜在的な不安」**を誰よりも深く理解することです。

  • NGな質問: 「建物の坪数は何坪ですか?」「木造ですか、鉄骨ですか?」
  • OKな質問:
    • 「今回、解体をお考えになられた『きっかけ』は、どのようなことだったのでしょうか?」
    • 「解体工事を進めるにあたって、何か『ご不安な点』はございますか?」
    • 「解体した後の土地は、将来的には『どのようにお使いになるご予定』ですか?」

これらの質問は、お客様に自分の状況や想いを話してもらうためのきっかけです。お客様は、「この人は自分のことを理解しようとしてくれている」と感じ、あなたに対して心を開き始めます。ここが、他社との差別化を図る営業の本当のスタートラインです。

STEP2:現地調査「プロの視点」で期待を超える

現地調査は、営業担当者が「信頼できる専門家」としての価値を示す最大のチャンスです。

  • ただ計測するだけでは三流: 家屋の寸法を測るだけでは、どの会社の営業でもできます。
  • プロの眼力を示す:
    • 周辺環境の確認: 「隣家との間が狭いので、手作業での解体箇所が出てきますね」「目の前の電線が低いので、重機のアームが当たらないよう特に慎重な作業が必要です」
    • 潜在リスクの指摘: 「このブロック塀は、内部の鉄筋が入っていない古いタイプなので、地震で倒壊するリスクが高いですね。今回の工事で一緒に撤去することも可能ですよ」

このように、お客様が気づいていないプロならではの視点を伝えることで、「この人、詳しいな。信頼できそうだ」という評価に繋がり、単なる価格比較のステージから一歩抜け出すことができます。

STEP3:見積もり提出・提案「価格」を「価値」で包み込む

見積書をただメールで送付したり、金額だけを伝えたりするのは最悪の営業です。見積もり提出は、「お客様だけの未来を語るプレゼンテーション」の場と捉えましょう。

  1. 課題の共有: 「〇〇様、先日のヒアリングと現地調査の結果、ご懸念点は『近隣への騒音』と『工事の総額費用』の2点だと理解いたしました」
  2. 解決策の提案: 「そこで、ご不安を解消するため、弊社では防音性能が最も高いパネルを使用し、ご近所様へのご挨拶も工事前に3回伺う計画をご提案します」
  3. お見積もりの提示: 「その万全の体制を実現するための費用として、こちらのお見積もりをご提出いたします」

このように、「課題→解決策→価格」の順番で話すことで、お客様は「なぜこの価格になるのか」を深く納得してくれます。これは、価格そのものではなく、価格に含まれる「価値」をお客様に伝えるための重要な営業技術です。

STEP4:クロージング「最後のひと押し」で背中を押す

お客様の最後の迷いや不安を、丁寧に取り除いてあげるのがクロージングです。

  • NGな営業: 「どうされますか?ご契約いただけますか?」(決断を迫る)
  • OKな営業: 「ここまでで、何かご不明な点や、まだご不安に感じられる点は残っていませんか?」「もし弊社にお任せいただけるようでしたら、次は契約手続きとなりますが、進めさせていただいてもよろしいでしょうか?」(相手の不安解消を優先する)

もし「少し考えます」と言われたら、「承知いたしました。ちなみに、どのような点を一番比較検討されたいとお考えですか?」と質問してみましょう。お客様の判断基準が分かり、最後のひと押しとなる追加情報を提供できる可能性があります。

まとめ:解体工事の営業は「課題解決コンサルタント」である

解体工事の営業担当者は、単なる「物売り」ではありません。お客様の抱える課題を深く理解し、専門知識を駆使してその解決策を提示し、工事後の安心という未来を提供する「課題解決コンサルタント」です。

このマインドセットを持ち、「聞く力」「プロの視点」「提案力」を磨くことで、あなたは価格競争の消耗戦から抜け出し、お客様から「ありがとう」と感謝されながら選ばれる存在になることができます。

「自社の営業プロセスを根本から見直したい」 「営業担当者全員が、高いレベルで提案できる仕組みを作りたい」 「価格競争から脱却し、会社の利益率を改善する営業戦略を構築したい」

そう本気でお考えの経営者様は、ぜひ一度、弊社の無料相談をご利用ください。貴社の強みを最大限に引き出し、「勝てる営業チーム」を作るための具体的な戦略をご提案させていただきます。

 

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この記事を書いたコンサルタント

下田陸斗

下田陸斗

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